デュヌラルテのパン


色々買ったパンの全貌は、Bread+Lifeにアップしましたが、
今日はヒューマントラストシネマ渋谷にバンド「たま」の映画を観にいきました。
その名もたまの映画

昨年から上映していたものの、うっかり忘れていて
今日はもう何が何でも観に行かないとと思って家事もそこそこに出掛けました。
初めてこちらの映画館に伺ったのですが、なかなかいい規模のミニシアターです。
渋谷からも地下をずっと通っていけば、簡単に着けるし。
私は渋谷駅界隈は未だに迷うので、
こういう風に地下が繋がってると割りと行きやすかったりします。

さて、たまの映画。
このサイトでも前半では時々たまのことは書いていたと思います。

グローブ座でのライブのこと
ニヒル牛に買い物に行き、石川さんの奥さんとお話した時のこと
解散のため最後のライブにいけずに嘆いていたこと
トラピストクッキーをお茶の時間に食べて浸っていたこと・・・。

・・・ああ、このサイトを作り始める前のライブの記録って全然残していないのか。
今こうして、つらつら書いてるのは自分の為にもなるのだなあ。

私はメジャーデビュー後すぐにその世界観に引き込まれ、
全国ツアーの広島のライブに行ったのが最初でした。
関東に来てからは、サンプラザ中野とかグローブ座とか渋谷AXとかだったかな?

映画といってもドキュメンタリーで、2009年の数ヶ月の活動や
本人や周辺の人たちのインタビューで構成されています。
たまが好きな人は、何とも居えなく嬉しいやら懐かしいやら、
色んな想いが綯い交ぜになってスクリーンに釘付けになったことでしょう。

強いて云うなら、最初の「たまって知ってますか?」っていかにも知らなさそうな人たちへの
問いかけの部分は蛇足だと思います。
そんなのいいよー。
知ってる人だけここで楽しんでるんだからさ、と少し気分が盛り下がりますが、
石川さんのカニバルのライブ映像を観て、すぐに気持ちが切り替わりました。

ソロでもカニバルやってるんだなあ。
と思ったら、知久さんも電柱やってるんだあ。
と思ったら、Gさんも空の下やってるんだあ。

メジャーデビュー後から忙しくなる様などを個別のインタビューで振り返りつつ、
やなちゃんの脱退の話、そして2003年の解散の話、今のこと。

一貫しているのは、やりたいことをやって楽しくしていたいっていうポリシーが
3人ともにしっかりとある。
1年ほどの「さよなら人類」で始まった忙しい期間は、
純粋にミュージシャンとしてだけでない活動が多くて、
辟易していたみたいだけど、今はそういう煩わしいこともなく、
日々、ライブハウスで演奏したり、レコーディングしたりなのですね。

他に仕事を持たずに音楽に専念して生きていけるのも素晴らしい。
しかしそれはひと頃のあの一日に20本も取材を受けたりした日々を経たから、
というのも少なからずあったのではと思います。
勿論、魅力があったからその後もこうしてファンが付いているというのもあります。

みんな良い具合に歳を重ねて、素敵です。
おっさんになったなあ、ま、こちらも気が付くとおばさんになってましたが。

石川さんの相変わらずのハイテンションは、サービス精神が旺盛なのも
個人サイトを以前見ていたときにも痛いほど判るし、
とにかくファンとの距離を縮めようとしている人なのです。

知久さんは、自分の世界をとても大切にするし、
今はお酒飲みながらライブハウスで歌っていられるのがとにかく楽しそうでいいな。
ツノゼミコレクションも見れたし、たくさんの小さい生物もたくさん飼ってる生活も
垣間見れたのが嬉しかったなあ。
土の中に住んでるあの生物はなんですか?
ダンゴ虫が頭に乗ってる図はユーモラスでとても惹かれました。

Gさんは、ひたすらもう素敵。
色んな音に貪欲に取り組んで、重ねて曲作りをしている様もウットリ。

ゆかりの高円寺の各所を散策している石川さんと知久さん、
途中でネコと戯れる様子が、出来すぎな位にほのぼのとしていました。

周辺インタビューの面々も懐かしい顔や名前がずらり。
まず斉藤哲也くんがちゃんと喋ったのを初めて見たし、
まだ若い弟分な感じがそのまま年齢を重ねてる様も感慨深い。

ワタナベイビー、云ってる事よく判ります。
石川さんのことは受け入れられない人は別にそれでいいし、
私達は石川さんのことが好きだから、ただそれでいいのです。

ホルモン鉄道を初めて見たのですが、結構衝撃的ですね。
パスカルズとか、ナゴムレコードとか、マンダラとか…。

やなちゃんは、脱退した身なのでとインタビューを固辞したそうな。
そこをひとつ、と思ったりましますが、それも彼らしいかもしれません。

脱退のくだりになると、やはり知久さんとやなちゃんのあのハモリが
二度と聴けなくなるのが残念でならなかったという人々のコメントに涙が出そうに。
たまの大きな魅力の一つでしたからね。

私はライブハウスにその後行ってない口なので、
色々発見が多かったです。
中央線沿線が彼らの活動の場で、私はなかなか行かないエリアだったりするし、
だからこそチケット買うのも大変だったりですし。
でも、機会があったら行きたいなあと、潜在的に思ってはいるのでした。

朝一番の上映だけなので、映画館を出るとお昼過ぎ。
ずっと買ってみたいと思っていたデュヌラルテのパンをあれこれと買い込み、
一目散に帰宅して、家での昼ごはんにしました。
この盛り合わせの後、ついあんぱんであるアズキも食べちゃいました。

また買いにいかなきゃ。
新宿伊勢丹限定商品もあるみたいですし、買う楽しみがまだまだありますね。

追記:20011.7.30
映画&ライブイベントで、知久さんに実際にお会いすることが出来ました!

昼食
Tea&Life