2017年 京都篇:竈炊き立てごはん土井、蓮華王院 三十三間堂、七條甘春堂、ホテル東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯、しょうざんリゾート、リストランテ オルティーヴォ

朝食「竈炊き立てごはん土井」(京都市下京区)


早朝の新幹線に乗り、京都駅で荷物をコインロッカーに預け、こちらにやってきたらちょうど9時過ぎ。並ばずにすぐに席につくことができ、なにもオーダーすることなく朝ごはんビュッフェ900円です。店先の釜による炊き立てのごはんとお味噌汁がお代わり可能、ビュッフェ台のお漬物やおばんざいも好きにいただける仕組みです。ごはんもお味噌汁もお代わりしてしまいました。
お漬物を使った冷製パスタもおいしかったです。

最後は紫蘇ゼリーでさっぱりと。

観光「蓮華王院 三十三間堂」(京都市東山区)


約三十年ぶりに三十三間堂へ。夫がここに行ってみたいと言っていたのでまずはこちらに向かうことにしました。

周りをじっくり見学しました。ちょうど何か工事しているようで、全景は中々撮れませんでした。昔と違うのは、出入り口が綺麗に増築されているのですね。千体千手観音立像に以前は圧倒された記憶がありますが、個性豊かな二十八部衆像たちも楽しかったです。

京都国立博物館の特別展覧会はちょうどはざまでなし、ということでショップにだけ立ち寄りはがきなどを購入しました。先日の九州国立博物館もだけど、国立博物館と日程が合わなくて残念が続いてます。

おやつ「七條甘春堂 本店」(京都市東山区)


本当は違うお店に行こうとしていたのですが、こちらのお店の佇まいに思わず足を止め「ここがいいんじゃないか?」と二人ともすぐに意見が一致し。まずは販売のお店の方へ入りました。羊羹の美しさに感動し、きっと甘味処のものも良いであろうというのが感じ取れ、一旦喫茶の方へ移動しました。
靴を脱いで上がり、中庭に面した和室で低い椅子とテーブルの席につきます。私は梅かけ氷900円。梅シロップが掛かったかき氷と梅ゼリーのセットです。暑い中歩いたので、さっぱりとリフレッシュできました。
夫のは、宇治金時900円。

なんとなくおばあちゃんちに来たような、妙に落ち着く甘味処でした。途中から私たちだけになりとても静かで、ゆったりとしたクールダウンができました。
改めて販売のお店の方に立ち寄り、羊羹などを購入。夏の羊羹である金魚はパン教室のおやつにしました。

この後、京都駅までぶらぶら歩いていく途中、井上製パンの前を通りかかり、「これはぜひ買いたい」ということになり、軽い昼食ともおやつともつかない感じで河原でまた休憩しました。

ホテル「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯」(京都市北区)


以前、浜名湖に泊まった際に室内のTVで新しく京都鷹峯の紹介ビデオが流れていて「いいなあ素敵だなあ」とすっかり洗脳されていました。今回機会があって宿泊に至りとても楽しみにしていました。鷹峯という場所に馴染みが全然なかったのですが、ブラタモリで御土居の回でロケしていてタモさんが「この辺り好きなんだよ~」と言っていた処だったとやっと繋がりました。
奥まった処にあるので京都駅からの送迎バスを利用しました。
VIALAには伝もないので、普通のハーヴェストクラブですがそれでも十分に私たちにはゆったりとしてゴージャスでした。
チェックイン後は、このようなエレベータで下にある南館へ降りていきます。敷地内の高低差をこのようなアトラクションのような移動手段で楽しませてくれます。

降りていく方向を撮ったのがこちら。泊まった建物です。

夜のエレベータは、ベンチの足元にこんな風に月の満ち欠けのデザインが浮かび上がります。

歩いて行ける通路もあります。

さて、室内。

スタンダートタイプで4人泊まれる広さ。ソファもベッドになるようです。

左の棚には冷蔵庫、右にはミニバーが収納されています。

洗面所。アメニティは一般的なハーヴェストクラブの共通のものです。

ベランダからは鷹峯…かな。迫ってくる勢い。

お茶菓子は塩気の美味しいおかき。翌日も観光から帰ってきたら補充されていて、歩き疲れた身体にありがたいと思いました。美味しかったです。

廊下もゆったり。

南館ロビー横には足湯がありました。折角なので一回だけ入りましたが、結構熱めのお湯でさっと入ってさっと出る感じになりました。

お茶で一服したら、リゾート探検です。南館を1階まで降りると、また楕円形のオブジェがありました。

これに向かって左と右に温泉大浴場があり、男女入れ替え制となります。

工芸館というお土産屋さん的な売店をぶらぶら見て、しょうざんリゾートの北庭へ入ります。こちらは宿泊者は入場料が一人200円に割引となり、滞在中は何度でも入れるという特典がありました。

順路が一筆書きのようになっていて、次々と様々な景色が現れます。

お天気に恵まれて本当に気持ちの良い日でした。

何度でも行きたかったのですが、なんだかんだ結果的にこの1回しか行けませんでした。

庭園を出て、しょうざんリゾート内をぐるりと回ります。紙屋川を見下ろします。

割と足元がよくない感じで、でも私たちはガンガン歩けるスニーカーを履いていたので問題はなかったのですが、鳥料理屋さんの方へ回り、チャペルの下をくぐり、急に和から洋の世界へすぽん!と吐き出されたような不思議な気持ちになります。

今まで夢を見ていたかのようなすっかり洋の世界。ボーリング場がありちょいと覗いてみたら、圧倒的な広さでした。

結婚式映えとかインスタ映えしそうな感じ?

御土居があるなと思いつつ、明日以降にとっておきます。興味深い散策ができました。

汗もかいたのでお風呂へ行きます。到着日は向かって左が女湯でした。ここは立ち湯が面白いかな。

夕食「リストランテ オルティーヴォ」(京都市北区)


開業3周年記念コース-Anniversario-を予約しておりました。京野菜の伝わるこの地で有名な樋口農園さんの野菜もいただけるとのことでとても楽しみにしていました。
冒頭はまずシェフからの一皿で、鮎のコンフィでした。サマートリュフと、ソースは赤と青のメロン。鮎とメロンの相性はよいとのことで、若干メロンも喉がイガイガするのですが深刻ではないので美味しくいただきました。最初の一皿で「こんな風に凝ったお料理が出てくるのだな」という期待でいっぱいになりました。
パンはプチパンと自家製フォカッチャ。このフォカッチャが絶品でした。お代わり自由なのですが、みんなもフォカッチャにしたと見えて途中から売り切れていました。

夫は色々とアルコールを頼んでいましたが、私は紫蘇ジュース。朝も晩も鮮やかな赤い紫蘇を食しております。
前菜は、琵琶マスのマリネと季節野菜のインサラータ・オルティーヴォ。

マンゴーやカブ、少し風味の強いハーブ類に、マスの卵もトッピング。さっぱりとした食欲が高まる一皿でした。
魚料理は、ほっくり焼き上げた太刀魚 小芋のクロケッタとサルサヴェルデ トマトのクーリーを添えて。

太刀魚ってそんなに得意じゃなかったと思って生きてきたのですが、ほっくり焼き上げるとこんなにおいしいのかと感動しました。小芋のコロッケもねっとり美味しい。トマトのソースにそれぞれつけたり、そのままガスパチョ的な感じで楽しんだりと、一度として同じ組み合わせがない楽しさです。
パスタは、柔らか豚とキノコの煮込みソース もちもち手打ちパスタ パルミジャーノ風味。

ポルチーニの香りがまた素晴らしい。もちもちパスタも自家製だそうです。
黒毛和牛サーロインの格子焼き 季節野菜のチョップドサラダ 山葵の香りで。

格子焼きって何だろうと思ってたら、細かく格子状に切れ目が入ってて、とても食べやすいステーキになっていました。これであればいくつになってもステーキが食べられるかも。自宅では結局ステーキもわさび醤油が最強だよねという我が家としては、山葵が添えられているのも嬉しい組み合わせでした。
ドルチェは3種類から選べて、私はふんわりクリームで覆ったほろ苦いコーヒークリームとピスタチオジェラートのティラミス。

そしてコーヒーと茶菓子。

どのお皿もお料理も凝っていて今まで食べたことのない食べ方で美味しく、なんだか目くるめく体験で夢見心地で、南館へ歩いて帰りました。

食休み後は、また大浴場でさっぱりと汗を流し、17,000歩歩いてクタクタになった身体を休めました。