2015年 京都篇:三井ガーデンホテル京都四条の朝食、金閣・鹿苑寺、平野神社、北野天満宮、御土居、古の花、寿司 乙羽、前田珈琲 文博店

朝食「音羽」(三井ガーデンホテル京都四条内)


朝食は付いていないプランでしたが、この日だけ折角なのでホテルで朝食をとることにしました。
三井ガーデンホテルは“楽しみになる朝食”という触れ込みで全国各地の特色を出していて、京都は京都らしさをぎゅっと凝縮して楽しめそうだなということで、。
週末のせいか正確にはレストランではなくて宴会場が開放されての朝食会場となっていたようです。

よくシェフがその場でオムレツを作ってくれる事がありますが、ここではだし巻きをその場で作って熱々を提供してくれるのです。
にしんそばもここで楽しめてしまいます。
夫は前日のお店よりもこちらの出汁のほうが好みだと言っていました。
サイトにも載っている厚切り銀鮭、味噌ソースもおいしかった温野菜、おばんざいなども。
ただ、てんてこまいのスタッフさんが若干気の毒なくらい、補充してはあっという間になくなるお料理に、思うように盛り付け作業が進まず…。
ちょっと時間がかかってしまいました。

食後は持ち帰る事ができるコーヒーのサービスも有り、これは嬉しいな。

観光「金閣・鹿苑寺」(京都市北区)


2日目は夫の希望で金閣寺ヘ行くことに。
私は久しぶりで、正直やっぱりあまり良く覚えていないので、自分たちで行くのはいい機会だなあと思いました。
バスに乗ると大混雑で、通勤ラッシュ並。
数十分乗ったかな。
入り口の門が可愛かったのでまずは冒頭の写真。
最近夫が基本的にカメラを持っているので、私は写真を貰っております。
拝観料を支払って受け取るチケットがこちらはやたらとありがたい仕様になっていてびっくり。

これは何処かに飾った方がいいのでしょうか…?

金閣寺も大人気で、入場直後からラッシュが続き、池の前のベストポジションも中々辿り着くのも大変。
しかしこのきらびやかな姿には息を呑みます。

それにしてもこんなに眩しかったでしたっけ。
お天気にも恵まれて、キラキラしていました。絢爛豪華ですねえ。

鹿苑寺境内は広かったのですね。
金閣の裏手に回り、小高い丘に登ったりします。
夕佳亭も渋くてよかったです。

観光「平野神社」(京都市北区)


金閣寺を出て、鏡石通をてくてく下りました。
北野天満宮に行く途中にあったので、折角なので寄ってみましたが、中々渋い神社で面白かったです。
夫はここの感じがとても好きだと言っていました。
様々な桜の木が植えられていて、10月に咲くその名も十月桜が咲いていました。

いつか桜の頃に京都に来ることがあったら、平野神社にもぜひ再訪したいと思います。

観光「北野天満宮」(京都市上京区)


特定の宗教に傾倒してはいませんが、福岡で育つと自然に太宰府天満宮に親しみを持つようになるため、本家のこちらにもぜひ伺いたいと思っていました。
本殿も華麗な飾りがあり、400年ほど経つ建物なのだそう。

しかしながら、今回の目的は御土居!

ちょうどもみじ苑公開がこの日から始まり、しかも紅梅殿こけら落としで市川海老蔵奉納舞が行われる直前でした。
すでに整理券などは配布済みだとかで残念。
諦めも付き、普通に御土居もみじ園の入苑料を支払、進みます。

御土居の上にいるんだなあ、結構高さがあるんだなあと実感します。
元々日本史に明るくなく、授業中もぼーっとしていましたし、去年の大河の官兵衛では御土居には触れていなかったような気がするのですが、ブラタモリで初めて御土居というのを知り、こりゃ凄いと興味をもったにわか御土居ファンなので、謙虚に踏みしめていきます。
階段を降りて行き、下からも拝みます。

悪水抜き。

紅葉にはまだ早いですが、青もみじも素敵です。

青竹も。

名残惜しく御土居を登ります。

でも茶店にて、お茶とお菓子を楽しみます。入苑料に含まれているのもありがたい。

利休居士の御茶会にちなんだお菓子、麩の焼「北野大茶湯」です。

一休みして、宝物殿特別公開とのことで、こちらの入館料も合わせて支払っていたので、そちらに向かいました。
すると入り口の左手前にTVモニターがあり、なんと海老蔵さんがご挨拶をしているのが生中継されていました。

昼食「古の花」(京都市東山区)


元々は夫がこちらのかき氷を食べたいということで。
かき氷以外のメニューもあるので私はどうしようかなあと思案した結果、やはりちゃんとお昼ごはんをとろうと思い、かやくご飯定食800円にしましたよ。
小学生の頃、給食のメニューに「かやくごはん」とあるとその日が楽しみでならなかったのを思い出しました。
おでんも美味しかったです。

夫は希望通り、かき氷。黄桃の自家製シロップ。

なんとランチタイムなのに、ラスト2杯目だったらしく、滑り込みセーフでよかったねえ。
少し味見をさせてもらいましたが、ふんわりとした雪のような口どけでした。

お店の方によると、海老蔵さん効果でいつも以上の忙しさなのだとか。

古い民家をお店にしているようで、天井の高さも思わず見惚れたり。

夕食「寿司 乙羽」(京都市中京区)


夕方夫と別れて、私は関西在住の友人と会って晩ごはん。
ここは私のリクエストで、明治中期に創業したというこちらの京風のお寿司屋さん。
冬の名物「むしすし」1470円を食べてみたかったのです。
すまし吸い物350円も添えて。
ほかほかに蒸したての丼が運ばれてきて、蓋を開けてその美しさにも感動します。
錦糸卵に覆われたその下には、国内産の蒸し穴子が潜んでいます。甘く煮たしいたけとかも。
関西のお寿司も小さい頃からよく食べていたのですが、こういう温かいお寿司があったとは知りませんでした。

落ち着いた店内で、この古さがいいなあ。

お茶「前田珈琲 文博店」(京都市中京区)


お喋りは尽きず、コーヒーでもということになった時、またもや前田珈琲に行くことにしてしまいました。
というのも、こちらの文博店は月曜がお休みなので、今日行った方がいいなと思ったのもあり。(もうここでお分かりでしょうが月曜にも前田珈琲に行くつもりでした)

偶然、友人がこの文博店の近くに昔よく通ってたので場所はよく判るとのことで案内してもらいました。

この文博というのは、京都文化博物館のこと。国の重要文化財で、旧日銀京都支店なのです。

カウンターもお洒落だし、色合いも落ち着いていて、天井が高く気持ちよい、素敵な空間です。
カウンターの内側は、ちょっとしたホールとして利用されているよう。

ショップを通りぬけ、中庭に一旦出た所にある金庫だった建物が前田珈琲 文博店なのです。
コーヒーの美味しさもさることながら、このような特長のあるしかも心くすぐられるような建物にカフェを構える処がいいなあと思うのです。

前夜飲もうと思ったスペシャルブレンドコーヒー龍之助400円とチーズケーキにしました。
すっきりして美味しいなあ。

観光し、美味しいものを食べることができ、久しぶりの友人にも会え、大満足の一日でした。