2002年 福岡篇:タカクラホテルの朝食、一蘭、鈴懸

朝食「ブルースター」(タカクラホテル福岡内)


メインダイニングに足を踏み入れると、恰幅の良い蝶ネクタイの方がにこやかに挨拶を。禁煙席は窓側と案内され、テラスの可愛い寄植えの鉢たちがよく見えるテーブルを。
他には2組くらいしか居ない、静かな中で、ビュッフェのラインナップを一通りチェックして、ご覧の取り合わせに。内容的には大体普通なのですが、ドレッシングがポンカンドレッシングでとても爽やかで美味しかったです。フルーツの種類が多かったのと、プルーンを煮たものがあるのが細かいことだけど私好み。
支配人が、カップルには必ず洋風のラインナップでもお味噌汁を勧めているのが妙に面白くて。山芋が入ってるのが今朝の売りだそうで。和朝食の方を物色している老夫婦には「お粥はこちらです。辛子高菜はこちらです。明太は此処にありますよ」と逐一傍で解説をしているのも、またその老夫婦の食事が一段落した処に寄ってきて「明日もこちらの席をお取しておきましょうか?」と話し掛けたり。
みんなとひと通りお話するのがモットーのようで、さて私にはなんと話し掛けるのかと思ってワクワクしていたら・・・「失礼ですが、以前はあちらの席にお座りではありませんでした?」「いいえ、初めてお邪魔したんですけど」「ああ・・これは失礼致しました。以前あちらの席に座られた方にとてもそっくりでしたから・・・。あと、これも失礼ですが海外に長くいらした事がおありですか」「いいえ、旅行するのは大好きですが、残念ながら住んだことはないんですよ」「そうでしたか、ナイフやフォークの使い方や立ち居振舞いがそのようにお見受けしたものですから」
ほう~成る程。実の処カトラリーの使い方はさほど器用には使えないのだけど。
でも、人の動きを良く観ているのだな、と感心してしまいました。あと、まあ一人だから退屈しないように話を振ってくれてるのもあるんでしょうね。ありがたい。
インテリアは例によってとても格調高いのですが、サービスする人たちがとても家庭的な雰囲気を醸し出していて楽しい朝ごはんでした。ディナーもきっと楽しいのではないかしら?

昼食「一蘭」(福岡市中央区天神)

秘伝のタレを「無し」にした以外は全部基本で。勿論ねぎは青ねぎ、チャーシューはあり。¥650
東京で、なんとなく「普通の」とんこつラーメンが食べられないなあとここ数年嘆いていた処、職場で一蘭を絶賛する話題がしばしば持ち上がり、福岡に帰るんだからいい機会と思って、午前に千明さんと一緒の用事を済ませてお昼ごはんを此処で。
一人一人隔離された場所、徹底したマニュアルも面白かったのですが、タレ無しで食べると、割合に心に描いていた「普通の」とんこつラーメンで念願かなった気持ち。
なにやら流行りらしい背脂系云々は私には良く判りません…。とんこつラーメンは決して脂っこくなく、その証拠に飲んで遊んだ帰りにさっと一杯平らげられるような代物なのです。青とか白とか云うことなく、葱って云ったら葱なのよ~万能葱とか訳判んない呼び方でなくて。葱・紅生姜・白胡麻の3点セットは必須だなあ。辛子高菜も入っててもいいかなあ。

後日、上野アトレにも新しく入った一蘭に奇跡的にさほど待たずに入って、タレを少量入れた処、私は無い方が好みだなあと思いました。ニンニクとかの入ったコクのある味を堪能したいもの。東京は100円高くなります。

お茶「鈴懸」(福岡市中央区イムズB1F)

生菓子セット ¥350
一人でも充分まったりと過ごせる和風お茶処です。ずっとこの和菓子屋さんも気になっていたのです。生菓子を頼むと、お代わり自由の煎茶がつきます。苺大福と悩んだのですが、草餅はどうしても大好物なので外せませんでした。粒餡ともどもかみ締めながら、福岡グルメを堪能したなあと満足。屋台に行きそびれてるので、次回は屋台にも久々に行こう!